2016年度 第1回 日本語勉強会の感想文
先日、ふたかみ文化センター2F第3会議室において、会員19名、一般市民2名、合計21名の参加者を得て、白鳳短期大学の松下先生を講師にお招きし勉強会を実施しました。 当日の様子、感想文等を新入会員から寄稿頂きましたので披露させて頂きます。
[学習者のニーズに合った日本語支援]
みなさん、はじめまして。 今年の6月に、グローバル香芝の会員になりました竹谷です。
このグローバル香芝にはもう一人、竹谷さんという女性の方が居られます。 私は、男の方の竹谷です。 (残念ながら、夫婦ではありません)笑
まず、私がこのグローバル香芝に入会した経緯からお話ししたいと思います。 私は今、49歳です。 私が厄年を迎えた時に、ある方から次のようなお話を聞きました。 厄年が明けると言う事は、”厄を断つ”と言う事です。 今までは両親・地域の方々、先生、会社の先輩等々に育ててもらった年齢です。 「厄断つ」とは、言い換えれば「役立つ」です。 これからは育ててもらった社会で”役立ちなさい”・・・その気持ちが大切ですよっ、と私は教えられました。 すごく心に響き、印象に残る言葉でした。 また、私自身も厄年を過ぎ、44歳になった時にまたその方から44歳は、四合わせ(幸せ)の歳です。 自分も周りの人も、幸せにしてあげられる人になりなさい、と言われました。 その事が頭の片隅にあり、何か自分がお役立ちできる事ってないかな~っと意識し始めました。 この方の、この言葉があり、色んな事に対する意識が変わりました。 そして、このグローバル香芝の存在を知り入会に至りました。
前置きが長くなりましたが、7月2日に行われた日本語勉強会の感想です。 白鳳短期大学の松下先生を講師に迎え約2時間の勉強会でした。 内容は、
- 学習者のタイプとそのニーズ
- 学習者のニーズに合った日本語テキスト
- 日本語教育の現状と目指すべき方向性
- 学習者のニーズに合った学習項目
などでした。 非常に解りやすい内容で、現状の例題もあり興味を持って学ぶことが出来ました。 また、その中で印象に残ったのが阪神大震災の時、アナウンスが『すみやかに、ひなんしてください』の呼び掛けでは、外国人に言葉の意味を理解できない方も居られたため、それ以降は『はやく、にげてください』のアナウンスに換える方がもっと安全に非難誘導が行えるのではないか。 ---と言うような改善点の課題提起の具体的なお話もあり、今後より一層、時代変化や環境変化に合わせた日本語の教科書や日本語支援が必要になる、と改めて感じる事のできた勉強会となりました。 こういう勉強会の機会を与えて頂き有難う御座いました。
感謝 : 竹谷 清