日本文化を楽しむ集い
この行事は日本に来ている留学生に日本文化を味わい、楽しんでもらおうという行事です。私は今回初めてこの行事に参加させていただきました。
9時を過ぎると、計32名の学生が到着しました。 学生は大阪教育大学と白鳳女子短期大学の学生さんたちです。 まず最初に、着付けの部屋に入り、男性は羽織袴、女性は振袖を着付けの先生方に着せていただきました。 皆さん、初めての和服ですが、とてもよく似合っています。 女性の方は髪型もアップにしてもらいました。
その次はお茶室に入り、お点前を見せてもらいながら、和菓子、抹茶をいただきました。 みんな和気あいあいと雰囲気を楽しんでいます。
何人かの学生が、遠慮がちに少し足をくずしていましたが、それがとても微笑ましかったです。 そのあとはお琴の演奏を聴きながら、それぞれ写真をとったり、話をしたりしていました。 これがその時撮った集合写真です。
その次は、昼食を食べるので、着物から自分たちの服に着替えました。 みんな残念な気持ちと、ちょっとほっとした気持ちが混ざっていたようでした。 昼食の後は俳句の先生に簡単な講義をしていただき、自分たちで俳句を作っていました。 次にあるのは、最後に選ばれた7句です。
梅の花 服を一枚軽くして
水仙の香りよ 愛をくださいな
しぼむまで 孤独となりて 水仙花
梅の花 わがふるさとの 父と母
春浅し 新たなことを 挑戦し
春節や 故郷の家族 思いやる
春が来て 体験いっぱいグローバル
その審査が終わるまでの間、ハーモニカの演奏を聴きました。これは前にカラオケの画面を出していただき、みんなで歌うことができました。 曲は主に昔の童謡で、留学生よりもボランティアの会員の方が懐かしく、大きな声で歌っていました。
私は、ふだん話したことのない学生さんや、新たに出会ったボランティアの会員さんたちと話がはずみ、とても楽しかったです。 人と会うこと、人と話すこと、人と笑いあうことがこんなに楽しかったとは・・
こんな当たり前のことを思い出し、みなさんから元気をいただいた一日となりました。
(北川)