香芝ふれあいフェスタに参加して

 朝八時十五分に、会場の香芝体育館横の広場へ行ってみると、既にメンバーの多くの人達がブースの設営に取り掛かっていた。私も早速手伝いに入る。幸いお天気は悪くなさそうだ。メイン会場中央の舞台では、各団体の若者達が本番前のダンスの練習に励んでいる。音楽と掛け声に皆の注目が集まる。持ち込んだプロパンでお湯を沸かし、場内を見て回ると、同じように珈琲を売るブースが五・六店はある。しかし、私達の売りは「世界の珈琲」、他には無いと自負して持場に戻った。

 九時、いよいよ本番開始。お湯番にはベテランの男性陣がついているので、私は集客に専念、「心も体も暖かくなりますよ」と呼び掛けた。女性陣は専らお客様の接待、皆年配者だけに手慣れたものだ。初の鈍かった出足も十一時頃からどんどん増え始め、椅子が足りなくなって、隣のブースから六脚程借用した。席も満杯になったので、呼び込みに応じてくれたお婆さんと暫しジジババ会話を楽しむ。ご主人は出不精なので、関屋から一人で来られた由、取り敢えず元気そのもの、こちらまでそのパワーを頂いて嬉しくなった。

 そうこうする内、一時半過ぎには用意の珈琲をほぼ完売、早仕舞をすることになった。昼からは少し風が出てきたが、場内にはまだ、あちこちに行列ができ、活気にあふれている。

 市民の皆さん、こんな私でも少しはお役に立てたかな。些かでも役に立ったという思いを胸に家路についた。

(会員 : 加藤)
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